千田 華子 個展
手と羊毛と花と
2022.12.16 Fri - 12.25 Sun
12:00 - 19:00 open everyday
Gallery Blue 3143
〒107-0062 東京都港区南青山3丁目14−3 2F
家の庭先に咲く季節ごとの植物をモチーフに、手紡ぎ手織りのマフラーを制作しました。どんな植物も、季節が終わると枯れ、始まればまた芽を出します。雨が降ろうと晴れようと、このサイクルは変わりません。落ち込むこともあるけれど、季節が巡ればまた心に花を咲かすことはできます。窓から庭を眺めると、人生を遠くから眺めているようで心が安らぎ、希望を感じます。マフラーにも安らぎを感じてもらえたらと思い、制作しました。
略歴
千田 華子
1995年 岩手県生まれ
2020年 東京藝術大学美術学部工芸科染織専攻卒業
2022年 東京藝術大学大学院美術研究科染織分野卒業
2022年 東京藝術大学染織研究室 教育研究助手就任
染織研究室在籍中の学部3年時に地元岩手の産業、ホームスパンのマフラーに触れ、興味を持ち制作を始める。羊毛による手紡ぎ、手織りならではの風合いを、自分なりの技法へと昇華し、日々研究中。衣服やマフラーなどを主に制作している。
Spiral Xmas Market 2022
A bright tomorrow, a sparkling future
Spiral Xmas Market 2022 にGallery Blue 3143参加させていただきます。
PART 3 の12/20 - 12/25の時期に展示させていただきます。
是非お越しくださいませ。
Spiral Xmas Market 2022
A bright tomorrow, a sparkling future
会期:2022月12月10日(土)─25日(日)
PART 1 12月10日(土)─13日(火)
PART 2 12月15日(木)─18日(日)
PART 3 12月20日(火)─25日(日)
*会期中、14日(水)、19日(月)は展示替えのためスパイラルガーデンはクローズ。
*PART 1とPART 2は、生活雑貨やファッションアイテム、PART 3はアート作品をご紹介します。
開催時間:11:00-20:00
会場:スパイラルガーデン(スパイラル 1F)
エントランス(スパイラル 1F)
東京都港区南青山5-6-23
入場料:無料
お問合わせ:03-3498-1171(スパイラル代表)
<PART 3>
Spiral
伊藤 彩/大越 智哉/黒坂 祐/長田 沙央梨
hpgrp GALLERY TOKYO
久保田 珠美/庄島 歩音/髙畑 早苗/rebmob木工
Gallery KIDO Press
ウィスット ポンニミット/小畑 多丘/三沢 厚彦
Gallery Blue3143
岩﨑 拓也/内山 悠/大小田 万侑子/柿坪 満実子/菊池 虎十/菊池 倫之/クリシュナ智子/霜田 哲也/曾斯琴/千田 華子 /tonton/HIROKO HASEGAWA/長谷川 雅子/HAMAMOTO NATSUMI/早野 樹/松森 士門/山口 マオ/横手 太紀
gallery MARUHI
岡田 守弘/岡村 悠紀/栗原 莞爾/藤田 朋一/中村 弘峰/中村 ふく/中谷 健一
biscuit gallery
有村 佳奈/岡田 佑里奈/カトウ/後藤 夢乃/齊藤 拓未/那須 佐和子/三浦 光雅
YUKI-SIS
黒坂 麻衣
WHYNOT.TOKYO
上野 英里/高屋 永遠/塙 康平/増田 将大
物百/ALL TOMORROW'S PARTIES/toguchi Homare/非実用品店めだか/リサイクルショップ Hand To Mouth
<エントランス> *12/10-12/25通期での開催
竹田 美織/佐々木家具造形研究所/Stitch
KEIKI Fukui Solo Exhibition
I think
2022.12.3 Sat - 12.12 mon
12:00 - 19:00 open everyday
Gallery Blue 3143
〒107-0062 東京都港区南青山3丁目14−3 2F
ステートメント
ダーウィンが描いた“生命の樹”のスケッチをモチーフとした系統樹のまわりに多様性を象徴する昆虫の標本を配置する「 I think 」シリーズの新作の他、生体時の姿を再現した立体展足標本、3Dモデリングにて制作を行った天然記念物ヤンバルテナガコガネの原寸大レプリカの展示販売を行います。また、12月下旬発売予定のカプセルトイ 「 1/1 ゴライアスオオツノハナムグリ 」(SO-TA)のサンプルも展示します。
略歴
2019年
・21_21 DESIGN SIGHT 「 虫展 デザインのお手本 」企画協力/展示標本担当/WS実施 等
・箱根森のふれあい館 「 五美虫展 in箱根 」
・TAKAO 599 MUSEUM 「 五美虫展 in高尾 」
・ギャラリー アートもりもと グループ展「 第1回INSECTS 」
2020年
・日本橋三越本店 美術特選画廊 「 E.O展 」
・公募展「 害蟲展 ~悪モノにされたいきものたち~ 」入選
2021年
・ego Art & Entertainment Gallery グループ展「 昆虫標本とアート展 」
・国立科学博物館 巡回展キット「 WHO ARE WE 観察と発見の生物学 」協力
・公募展「 害蟲展 ~悪モノにされたいきものたち~ Season2 」入選
・ギャラリー アートもりもと グループ展「第2回 INSECTS 」
・タカラトミーアーツ カプセルトイ「原色図鑑シリーズ 原色擬態昆虫」監修
・マガジンハウス『 BRUTUS No. 952 珍奇昆虫Bizarre Insects Handbook 』 企画協力/資料提供 等
2022年
・奇妙な植物園 「 BIZARRE INSECTS mini exhibition 」
・ギャラリー アートもりもと グループ展「 第3回INSECTS 」
・SO-TA カプセルトイ 「 1/1 フンコロガシ 」監修
・FUJIFILM design center CRY STUDIO 「 Design Development & Talk 」講演
・練馬区立稲荷山図書館「昆虫標本の世界」講演
・タカラトミーアーツ カプセルトイ「原色図鑑シリーズ 日本のトンボ」監修
・SO-TA カプセルトイ 「 1/1 ゴライアスオオツノハナムグリ 」原型制作/監修
lunar peca Solo Exhibition
poa poa
2022.11.12 Sat - 11.16 wed
12:00 - 19:00 open everyday
Gallery Blue 3143
〒107-0062 東京都港区南青山3丁目14−3 2F
展示コンセプト
毎日を過ごす中で、複雑な気持ちになったり考えなければいけない事がたくさんだと思います
今回の展示では、ただ絵を見てかわいいな、と思ったりわくわくしたり、それぞれが見たまま
難しく考えずシンプルな気持ちで楽しんでいただけたら嬉しいです✴️
👨🏻🍳”poa poa” (ポアポア)とは、特に意味を持たず文字のかわいさや響がシンプルにかわいく、今回のテーマにぴったりだ🌷と思いました👨🏻🍳🚩
略歴
1997年 生まれ
多摩美術大学美術学部絵画学科版画専攻卒業
4年間木版画を学んだ後、女の子と植物をモチーフにlunar peca としてアーティスト活動をしている
lunar peca とはスペイン語で
lunar=ほくろ peca=そばかす を意味する
益山 航士 HIROSHI MASUYA
Solo Exhibition
in camera
2022.10.28 Fri - 11.6 Sun
12:00 - 19:00 open everyday
Gallery Blue 3143
〒107-0062 東京都港区南青山3丁目14−3 2F
インカメのレンズの向こう側には繰り広げられるマインド。意識を切り取る。
〈作家略歴〉
益山 航士 HIROSHI MASUYAMA
Instagram @ hiroshi_masuyama
東京在住。
1974年 東京にてグラフィックにこだわったデザイナーズブランドを立ち上げ ファッションと共存するアート活動とし表現。
1985年から本格的に画家活動を開始以降、現在に至る。
生命体、種子、環境、生物、女性をアイコンに投影したシーンを切取り表現。主に平面における色使いとタッチを特徴とする。
90年代半ばニューヨークにも活動拠点のスタジオを置き、日本のアイコンである90’sJKや盆栽などをテーマに制作。
近年までには、常に時代感情がアイコンからみえてくる内外面をショート動画のスクラップで綴る表現をし続けている。
<略歴>
1974 -1990 Fashion Designer ; own brand
1985 - started artist painter
<個展>
2022 “ pin up “ ギャラリー5 , 静岡
2022 “ 益山航士 展 “ 新宿伊勢丹アートギャラリー , 東京
2022 “ mama said “ Gallery Blue 3143 , 東京
2021 “ BLUE TARP “ MONKEY GALLERY D.K.Y. , 東京
2020 “ HIROSHI MASUYAMA x MIU MIU at common&sence ISUUE 59 “ TRUNK (HOTEL) , 東京
2020 “ GIRL GIRL WOMEN “ MONKEY GALLERY D.K.Y. , 東京
2020 “ Affection “ 亀戸アートセンターKAC kameido art center ,東京
2019 “ CAKES AND ALE “ ヴィクセンカフェ VIXEN CAFE ,東京
2018 “ SHIFT COMMAND4 GIRLS ~ screenshot girls “ デウス エクス マキナArt Space/Deus原宿 ,東京
2017 “ coin laundry ballad “ ギャラリー yururi ,東京
1999 “ BON-SAI VOL. 2 ”“ BON-SAI VOL. 3 ” トキアートスペース,東京
1998 ” BON-SAI VOL. 1 “ ギャラリーアートスペース,東京
1992 ” Swift Regeneration “ Hypercritical Gallery, 東京
1992 ” Plant at Work 2 “ DEE’S HALL , 東京
1991 ” Plant at Work “ Hypercritical Gallery, 東京
1991 “ Map ” post card exhibition
1990 ” The Loneliness of the Wandering Seeds “ スパイラルガーデン,東京
<グループ展>
2022 ” KAZU NAKAGAWA EX. 2022“ DUB Gallery AKIHABARA , 東京
2021 ” WAVE TOKYO 2021“ 3331 Arts Chiyoda , 東京
2018 “ Here is ZINE tokyo 16“ トーキョーカルチャートby ビームス,東京
2017 “ Here is ZINE tokyo 15“ トーキョーカルチャートby ビームス,東京
2017 “ HILLS ZINE MARKET “ 六本木ヒルズA / Dスペース,東京
2002 “ happy☆go☆lucky 2002 JUST BRING IT ”セゾンアートプログラム gallery,東京
2001 “ Sex & Consumerism-Contemporary Art in Japan ” イギリス回顧展to : University of Brighton Gallery ; Aberystwysh Arts Centtre, N.Wales ;
Stanley Picker Gallery, Kingston University, Kingston ; Hotbath Gallery, Bath
1994 “ Blocks ” Space Edge, 東京
1993 “ Around the Coyote ” シカゴ, USA
<コレクション>
1992 リゾナーレ小淵沢, 山梨
<パブリケーション>
2021 Freedom Dictionary issue 201 “AMERICAN UTOPIA x 益山 航士“
2020 common&sence ISUUE 59 “MIU MIUファションイラストストーリー x 益山 航士“
2018 Zine “ SHIFT COMMAND4 GIRLS ~ screenshot girls “ デウス エクス マキナ Deus原宿 ,東京
2018 Zine “ NEVER On FRIDAY “ビームスジャパン新宿,東京
2017 Zine “ coffee surf girls “六本木ヒルズ アート & デザイン ストア,東京
2017 Zine “ COIN LAUNDRY BALLAD “ビームスジャパン新宿,東京
2017 Zine “ COIN LAUNDRY BALLAD “六本木ヒルズ アート & デザイン ストア,東京
2001 “ Sex & Consumerism-Contemporary Art in Japan ” University of Brighton, UK
1999 Zine ” 090 “ ニューミュージアム ストア New York, USA
チョ・セイブン / 儲靚雯 個展
白昼に ・ NOON
2022.10.14 Fri - 10.23 Sun
12:00 - 19:00 open everyday
Gallery Blue 3143
〒107-0062 東京都港区南青山3丁目14−3 2F
出口と鰓呼吸
もがきえがいて気泡のできた絵も、手許を離れる際には私/絵にとっては「みず
しらず」の生活が始まる。
光を求めて筆を滴らせているけれど、果たしてそれは私が通れるほど透明か?
清流に魚住ず、と、煙ぶる流れに確かに身を隠す方が、白昼堂々うたたねをする
瞼を持つことのない魚はアオイ鱗に川床の夢を映すことができるか。
作家略歴
1996年中国寧波市生まれ
2022年東京藝術大学大学院美術研究科修士課程絵画科油画専攻修了
個展
2021 ギャラリー美の舎(東京都根津)
2022「回転/Rotation」GALLERY b. TOKYO(東京都銀座)
「側の唄-Side Song」gallery fu(神奈川横浜石川町)
「a ままま」長亭Gallery(東京日本橋)
「手のひら美術」上野駅構内エキュート上野(東京上野)
主なグループ展
2020「ポコラート vol.9」、アーツ千代田 3331(東京都千代田区)
2021「第15回藝大アートプラザ大賞展」、藝大アートプラザ(東京都上野)
「絵画の筑波賞」展 、スタジオ’S (つくば市) + 西武池袋本店(東京都豊島区)
「群馬青年ビエンナーレ 2021」、群馬県立近代美術館(群馬県高崎市)
「SDGs x ARTs 展」、東京藝術大学大学美術館(東京都上野)
「創作の場」、小原流会館(東京都南青山)
「裂織日常」展、旧平櫛田中邸(東京都谷中)
2022「第16回藝大アートプラザ大賞展」、藝大アートプラザ(東京都上野)
「積水ハウスミーツアーティスト」SUMUFUMU南青山(東京都南青山)
「変わり続けるアートの広場」、藝大アートプラザ(東京都上野)
「To The Future 未来へ」、長亭Gallery(東京都日本橋)
「アートにつながる日常」常設展、ToMoRrow Gallery(東京都新橋)
「私東京」出版記念展、森岡書店(東京都銀座)
「明けの明星」、銀河101(東京都中野)
「1_WALL」ファイナリスト展、ガーディアン・ガーデン、銀座
受賞歴
「学生選抜展2020」奨励賞、ギャラリー美の舎(2020)
「To The Future未来へ」優秀賞、長亭Gallery(2022)
報道歴:
2020.9.10 に「日テレ スッキリ」で作品紹介されました。
2021.2.23 「テレビ朝日 じゅん散歩」に作品紹介されました。
2021.7.28 サンケイリビング新聞に作品が掲載されました。
2022.2.27 映画「ニュー・トーキョー・ツアー」(監督:鄭禹晨)」
(東京都写真美術館ホールにて上映)にアーティストとして出演
2022.5.6 大丸松坂屋「ARToVILLA」に記事が掲載されました。
柿坪 満実子 個展
面影を置く
柿坪 満実子 個展
「面影を置く」
2022.9.16 Fri - 9.25 Sun
12:00 - 19:00 open everyday
Gallery Blue 3143
〒107-0062 東京都港区南青山3丁目14−3 2F
exhibition statement
覚えていたい何かがあったとして、そのことを思い浮かべながら作るとき
イメージの姿と実際に現れた存在がすれ違う感覚がある。
何かのことを思いながら作ったものが、また別の何かになる、なってしまう。
思い浮かべる姿が本当にその姿だったのか、確かめる術がなく、ただ面影を追いながら、その瞬間の姿を留めることしかできない。
ーー
結局これは誰なんだろう
ずっと持っている誰かの面影を
ずっと持っているのが、たまにひどく疲れてしまう
自分の中では仕舞うことも置き場所も作れずに、ずっと持っている。
面影を置く
2022.9
柿坪満実子
profile
柿坪満実子/Mamiko Kakitsubo
1993年生まれ。
東京藝術大学大学院彫刻専攻在籍。
カトリックの家系に生まれ、メダイなどの原型製作に仕事として携わる。「いつか失うこの身体だけでは人が人であることを証明できないのではないか」と考え、人体をモチーフに制作する。2019年に教皇フランシスコ来日記念オフィシャルメダイの原型を制作。
主な受賞に2021年第24回グラフィック「1_WALL」ファイナリスト、2019年東京藝術大学「久米桂一郎賞」など。
荻原水那 浪岡ヨリ 二人展
o!o?
〈展示〉o!o?
〈日程〉9/9 , 10 ,11 (open12:00〜close19:00)
〈場所〉gallery Blue
〒107-0062 東京都港区南青山3丁目14−3 2F
荻原 水那
2000年生まれ、東京藝術大学美術学部工芸科漆芸研究室所属。動物や植物など、自然の柔らかい表情を追った作品を主に漆を用い制作している。
浪岡ヨリ
1997年生まれ、東京藝術大学工芸科染織研究室所属。
植物をテーマに自由に模様や質感を表現できる技法、綴織で作品を制作。染織作品の他にイラストやアニメーションなどデジタルアート作品も制作している。
内山 悠 個展
「Get Pack」
「Get Pack」
2022.8/20(土)〜8/26(金) (12:00〜19:00)
会場:GalleryBlue3143 東京都 港区青山3-14-3 2F
内包する形から気配というものを感じ、その形についてそれぞれが想像する事に意味を持っていきたい。
内包されている世界観を表現するために、その形をパッケージする行為は1つの手がかりになる
略歴
1990年 神奈川県茅ヶ崎市出身
2019年 東京藝術大学工芸科陶芸専攻卒業
2022年 東京藝術大学修士修了
2021.12 グループ展 Sub Pool
2022.3. グループ展 桃林堂青山本店
岩崎広大 個展
「焦点帯」
「焦点帯」
2022.7/1(金)〜7/10(日) (12:00〜19:00)
会場:GalleryBlue3143 東京都 港区青山3-14-3 2F
「かつて風景の一部だったものに、風景をプリントする。」という昆虫の羽にその昆虫がいた場所の風景を撮影し、プリントするシリーズを長く制作してきたが、galleryBlue3143様よりハゴロモの標本をお譲りいただいたことから今回の展示がはじまった。
この青山の土地でgalleryBlue3143とともに長い時間を共にしてきたこの標本には、青山の土地をプリントするのが自然な流れにも思え、今までにないアプローチを盛り込んだ、「かつて(どこかの)風景の一部だったものに、(だれかの)風景をプリントする。」が生まれた。
今回の展示では、「かつて風景の一部だったものに、風景をプリントする。」シリーズを軸に、自ら昆虫を採集して制作されたもの、かつて誰かが採集し私が風景を撮影し制作されたもの、そして標本になって以後過ごした都市のイメージをプリントしたものシリーズという三つの変遷を辿り、私の制作が持つ焦点の奥行きを探ることとする。(文:岩崎 広大)
岩崎 広大
昆虫に秘められた映像を現像するというコンセプトの元に、作品制作を行う。
主なシリーズとして、昆虫が採集された場所の景色作家が撮影し、そのイメージを虫体にプリントする「かつて風景の一部だったものに、風景をプリントする。」がある。
略歴
1994 東京生まれ 東京在住
2021,3 東京藝術大学 美術研究科 油画専攻 博士前期課程 修了
2017,4 東京藝術大学 美術研究科 油画専攻 博士前期課程 入学
2017,3 東京藝術大学 絵画科油画専攻 卒業
2013,4 東京藝術大学 絵画科油画専攻 入学
活動歴
書籍・冊子
2020
「imshow」
出版:paper company https://kakeru-okada.stores.jp/items/5f2cdd3c7df2810cd0c019a4
ページ数:22
サイズ:B5縦長
仕様:ソフトカバー|フルカラー印刷
主な展示歴:グループ展
2022
「ものののこしかた」
2022.6/11(土)~7/1(金) 9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)
6月17日(金)、24日(金)、7月1日(金)は9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで)
東京都美術館 ギャラリーB 東京都台東区
観覧料:無料
主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館
出展作家:新井毬子/居村浩平/岩崎広大/菅野歩美/西尾佳那/畠中瑠夏/辻梨絵子/古川利意
https://www.tobikan.jp/exhibition/2022_groupshow.html
「擬風景展」
2022.5.20(金) - 2022.5.29日(日)
会場:東京藝術大学大学美術館 陳列館1、2階
観覧料:無料
主催:東京藝術大学 芸術情報センター
助成
藝大フレンズ賛助金、公益財団法人野村財団、公益財団法人 花王芸術・科学財団、令和4年度日本博イノベーション型プロジェクト補助対象事業(東京藝大「I LOVE YOU」プロジェクト」2022)独立行政法人日本芸術文化振興会/文化庁
https://amc.geidai.ac.jp/exhibition/gifukei/
2021
「Over the fence」
2021,12/3日(金) − 12/26日(日)
コートヤードHIROO 東京都港区西麻布
出展作家|伊東宣明/岩﨑広大/早川翔人/スクリプカリウ落合安奈/津田みなみ
キュレーター|三宅敦大
主催|コートヤードHIROO
協力|WAITINGROOM、 AKIO NAGASAWA Gallery
入場|無料
開場時間|12:00-19:00
月曜休場
※初日のみ17:00オープン
https://cy-hiroo.jp/topics/archives/5739
「SHIBUYA STYLE vol.15」
2021.11/24(水)~12/12(日)
西武渋谷美術画廊 渋谷 東京
「squattin’」
2021/9/23日(木)-9/26日(日)
出品作家:岩崎広大, 菊池虎十, 濵本奏, 安原千夏, 横手太紀, BDAD, ナカノマサト, wakapitch
企画協力: UROTAN Ri
東京都足立区日ノ出町36-6 付近
2020
「imshow」
2020.2.12-2020.2.25
Alt_Medium,高田馬場,東京
キュレーション:岡田 翔 出品作家:篠田 優,岩崎 広大
https://kakeru-okada.com/exhibition-imshow20200212-20200225
「Soiのてはじめ」
長崎県立美術館,運河ギャラリー,長崎
「Wall Street Museum」
2020,6/24〜2021,2/14
NEWoMan YOKOHAMA,横浜,神奈川
企画・キュレーション・ディレクション:The Chain Museum
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000038948.html
ほり けいし展
ー南青山にて時空を憶うー
カメラを通して、対象を見据え、写真を撮り、撮った写真をまた見据えて、ものを憶う。
私の作品(試み)は、写真にまつわるこの一連の行いの中で起こること自体への考察とな ります。 今回の展示は、ギャラリーオーナーの菊池氏のご厚意でお借りした古い家族写真をモチー フに製作した写真作品とカメラオブスキュラによるインスタレーションです。 カメラオブスキュラとは、写真の黎明期に造られた光の性質を利用した投影装置のこと で、インスタレーションで使用している物は、この装置をアレンジし、製作した物です。(文:ほりけいし)
Profile
ほり けいし
1961年 東京都生まれ
1982年 東京造形大学入学 絵画を学ぶ 卒業後、絵画制作の試行を重ねる過程でフィルム媒体に出会い、フィルムとその描き出す 世界に魅了され、1990年頃から、写真による作品を作り始める.
Exhibition
• 2021年4月 「光を追って」個展 トキアートスペース
• 2020年3月- 4月 映る の「向こう側」個展 トキアートスペース
• 2018年7月- 8月「まなざしのまなざし」トキアートスペース
• 2016年9月-10月「5つの眼によるセルフポートレート」“Real/Material”- vol.5 個
展、トキアートスペース
• 2016年7月 「写真の地層展」 世田谷美術館区民ギャラリー
• 2014年6月 「カメラ・オブスクラによる試み」 個展、トキアートスペース
• 2013年6月 「かたちをうつす」 個展、ギャラリー水・土・木
• 2011年11月-12月 「ある女性についての記憶」 個展、トキアートスペース
• 2010年5月 「水面に映った月影を掬うが如く」 個展、トキアートスペース
• 2007年12月 「虚界の霊像」 個展、空蓮房ギャラリー
HP address http://keishi-hori.com
ロード、トゥ・ノーウェア
霜田哲也個展
Date:2022.5.20 Fri- 5.29 Sun
Time:12:00-19:00 open everyday
我々は壁の向こうを目指す。
くぐり抜けたその先は、未だ見ぬ広がる砂漠、我々は砂漠に佇む一枚の壁だ。ここから、ここではないどこかへ行こう。そのために必要なもの、1枚の地図があれば良い。しかし我々には然るべき地図も、目指すべき目的地も無い。ならば作り出せば良い。適当な紙を広げて、目印になりそうなものを書き込んで、そこに四方に伸びる線を書き込めば地図の出来上がり。それを手に砂漠を40年間彷徨うこともまた良し。私たちの軌跡を、きっとこの先誰かがまたここを通るだろう。その時の道標を作ってあげよう。
私は一冊のガイドブックを作った。黄色いその本は、ここでは無いどこかへきっと貴方を連れ出してくれると思う。保証は無いが。駄目になってしまっても、それが貴方の人生。そして私はいくつかペインティングをした。それぞれに関係性は有るか無いかわからないけれど、私は私の地図に従って描いた、ならば全てはオッケーなのだ。(ほんとに?)
現実的な話をしよう。
土日は主に在廊予定であり、在廊中、私はきっとプラ板を焼き続けている。そしてそれは貴方が欲しければ、貴方の思う価格で受け取れる。つまり、投げ銭。プラ板を焼いているからって話しかけてはいけないわけでは無い。きっとわからないことも多々有るはずだから、そこは聞くべきだし、それに必ずという正解もないから解らないですと帰ってくることもあると思う。そうしたら笑うことにしましょう。こんなわからないこともだらけの世の中だから。
霜田哲也 Shimoda Tetsuya
94年大阪生まれ、現在東京を中心に活動。
個展
2021年
The wall (steps gallery / 東京)
2022年
ロード、トゥ・ノーウェア。 ( gallery blue 3143 / 東京)
近年の主なグループ展
2021年
PAPER WORKS 2021 (the blank gallery / 東京)
2020.01.16〜 (cocoto / 京都)
Pop illustration ( gallery blue 3143 / 東京)
Art Cocktail 2021 (steps gallery / 東京)
Drawing Festival vol.01 ( gallery blue 3143 / 東京)
SUN DANCE #2.5 (Gallery Conceal Shibuya / 東京)
人間やめたい展3(MEDIA SHOP gallery /京都)
Opal time time(art gallery opal times / 大阪)
2022年
Art Cocktail 2022 (steps gallery / 東京)
10 YEARS UNPLANNED(the blank gallery / 東京)
Gray Scale
KATAYOSE YUTO Solo Exhibition
Date:2022.5.6 Fri- 5.15 Sun
Time:12:00-19:00 open everyday
略歴
島根県生まれ
京都精華大学デザイン学部イラスト学科卒業
現在はデザイン事務所に勤めつつ作家活動も続けている
平々凡々
Shimon Matsumori Solo Exhibition
Date:2022.4.15 Fri- 4.24 Sun
Time:12:00-19:00 open everyday
この度Gallery Blue3143では松森士門の個展を開催致します。
日常的に目にするモチーフを独自のストロークを用いて描く松森の絵画には一貫して心地の良い筆の軌跡が見られます。
等身大の目線から描かれる絵画を是非ご高覧ください。
略歴
1996 岩手県生まれ
2020 東京藝術大学 絵画科油画 卒業
2020 個展「ぼくの悪行」/そよや江戸端
2021 Tagboat Art Fair 2021
2021 Tagboat Art Show
2022 Tagboat Art Fair 2022
microcosm
Motoki Takami Solo Exhibition
Date:2022.4.1 Fri- 4.10 Sun
Time:12:00-19:00 open everyday
この度Gallery Blue3143では元木孝美の個展を開催致します。
彼の制作のテーマは「彫刻によって喚起される空間」です。
今回の展覧会は「microcosmo」というタイトルのもと、内側と外側の概念から着想を得た小作品によってギャラリー内に"小宇宙"を構成します。
是非ご高覧くださいませ。
略歴
彫刻家 / 元木 孝美
1975神奈川県生まれ
2003東北芸術工科大学大学院芸術文化専攻 芸術工学研究科 修了
2014~東北芸術工科大学講師
2016アーティストインレジデンス(53美術館/中国・広州)
個展
2021 horaizo(GALERIE SOL/東京)
2021 infinity scape(the white/東京)
2019 “MOVE / FIX”(トキ・アートスペース/東京)
2019 stand(the white/東京)
2019 知覚する彫刻(川越市立美術館タッチアートコーナー/埼玉)
2017 big city in the house(ギャラリー水・土・木/東京)
2016 between the space(the white/東京)
2016 gravity【重力】(藍画廊/東京)
2016 roundabout【迂遠;まわりくどいさま】(トキ・アートスペース/東京)
2014 遠近景(メタルアートミュージアム光の谷/千葉)
2014 Time and distance traveled 【移動した距離と時間】(トキ・アートスペース/東京)
2013 solidness(人形町Vision's/東京)
2012 space scape scale(hasu no hana/東京)
2012【空間の広さをはかるさま。など】(トキ・アートスペース/東京)
2011 in the white room(Nroom art space / 東京)
2010 Byond the other side(ArtCompetieion グランプリ受賞/coexist / 東京)
2010 a long way off (GALERIE SOL/東京)
2009 The other side(GALERIE SOL/東京)
2008 talk about day(カフェambiente/東京)
2008 彫刻 ≒ 空間(ポラリス☆ジ・アートステージ/神奈川)
2008 ハライソ(ハライソ/東京)
2007 Day:Light:Life(カフェambiente/東京)
2007 “Sweet Distance”(トキ・アートスペース/東京)
2007 Out of House(gallery Ruupa/山形)
2006 鷹見明彦+MUS’EE F企画(MUS’EE F/東京)
2006 Exhibition:元木孝美(A-things/東京)
2006 森美術館 社食プロジェクト(森美術館 社員食堂)
2006 彫刻展(カフェまるや/直島)
2006 日彫展(とたんギャラリー/東京)
2005 “zone”(exhibit Live&Moris/東京)
2005 “scape”(トーキョーワンダーサイトEmerging Support Program/東京)
2004 ‐日常彫刻‐(トキ・アートスペース/東京)
2003 ‐日常生活‐(小野画廊Ⅱ/東京)
グループ展
2021 GALLERY shop SUPREME-立体2021-(GALERIE SOL/東京)
2020 アートアイランズTOKYO2020(ON-LINE)
2020 GALLERY shop SUPREME-立体2020-(GALERIE SOL/東京)
2019 中之条ビエンナーレ2019(中之条/群馬)
2019 間の祭り(常陸國総社宮/茨城)
2018 アートアイランズTOKYO2018(大島町/東京)
2018 バズリアルⅡ(佐賀大学芸術地域デザイン学部主催/佐賀)
2017 中之条ビエンナーレ2017(中之条/群馬)
2017 アゲンスト~平和の彫刻(NADiff/東京)
2016 中国広州日本現代美術展-海の上を歩く-(53美術館/中国・広州)
2015 中之条ビエンナーレ2015(中之条/群馬)
2014 アゲンスト~置物は彫刻か?(東北芸術工科大学/山形)
2014 東北から芽吹いた作家たち展(現代彫刻美術館/東京)
2013 中之条ビエンナーレ2013(中之条/群馬)
2013 3methods(表参道画廊/東京)
2012 シークレットオークション@commandN/↑ (アーティスト・イニシアティブ・コマンドN/東京)
2011 鷹見明彦追悼展(表参道画廊/東京)
2011 中之条ビエンナーレ2011(中之条/群馬)
2011 ローカルルール(Vision's/東京)
2011 フレーム!フレーム!(LE DECO/東京)
2011 CAF.N(埼玉県立近代美術館/埼玉/’12,'15)
2010 シークレットオークション(3331/東京)
2010 温泉郷美術祭(中之条/群馬)
2010 Salle de Recre'aion(表参道画廊/東京)
2009 UNISON(BAY QUARTER Gallery Box Exhibition/横浜)
2008 OPTICAL NATURE II (トキ・アートスペース/東京)
2008 シークレットオークション@KANDADA (プロジェクトスペースカンダ/東京)
2008 depth room (MUS’EE F/東京)
2007 トーキョーワンダーシード (入選/トーキョーワンダーサイト/東京)
2007 HANT(Vision's/東京)
2007 生まれるイメージ (山形美術館/山形)
2006 トーキョーワンダーシード (入選/トーキョーワンダーサイト/東京)
2006 トーキョーワンダーウォール (入選/東京都現代美術館/東京)
2005 トーキョーワンダーシード (入選/トーキョーワンダーサイト/東京)
2005 群馬青年ビエンナーレ'05 (入選/群馬近代美術館)
2005 トーキョーワンダーウォール (入選/東京都現代美術館)
2004 0号展 (入選/トーキョーワンダーサイト/東京)
2004 トーキョーワンダーウォール (入選/東京都現代美術館/東京)
2004 カフェ・イン・水戸 (水戸芸術館/水戸)
2003 GEISAIミュージアム (審査員特別賞/逢坂 恵理子賞 受賞)
httt://takamimotoki.com
「庭を『見る』ことは可能か」
その体系に潜む倫理とネイチャー感覚
“The Possibility of an 《Appreciation》 for Gardens.”
Reflections on the ethics and sense of nature hidden in this system
「建築が文化文明の最も端的な表現体である」[i]とするならば、「庭園」は一体どのようなものである/あったのだろうか。特性上、建築物に付随することが必然である庭園は、しかしその建築物と同程度に語られることはない。それに伴い、庭園は無意識下で自身が「語り得ぬもの」であることを装い、言語的な表象秩序を抑圧する。庭園は自然親和/神話的な日本的美の一種の権化を装うことによって、今日においては自身が美を担うに足り得ぬものであることを、あるいは神秘化された過去を中心に形成されるイデオロギー装置でしかないことを、露骨にさらけ出される日を恐れている。そのような態度の先に待つものへの想像は難しいことではない。
*
例えばそれまでと異なる言語の網の目〈意味の構造〉を通して「庭園」を捉え返してみること。それはプルーストからフェルメール、バルトからシューマン、そして太郎から見た縄文の風景にほかならない。ここ[ii]において、自然主義的、ロマン主義的な「庭園」はその実最も反自然的、最もモダンな構築物でなかったか!…それは枯山水の発生を近代の起源として措定することによって、現代の人間と自然をめぐるプロブレマティークを再構築することを可能にする。あるいはまた異なるベクトルから庭園を検証してみること。それは端的に言って、インスタレーションという空間概念を「庭園」に導入することにある。現在から過去へのネオな言及様式としてのインスタレーション。その時、アノニマスな職人的世界の寓話は解体し、庭園という文化体系が今日の地続きで表象 -represent- される。…庭園が、ある中心世界から見られた周縁的異者ではなく、記号差異としての相対的な他者として再現前する。「庭園」というエクリチュールを軽やかに飛行―逸脱し、ダイナミックに不時着―奔走すること!
*
それにしても一体自然とは何か。至るところに存在し、いや寧ろ存在それ自体ですらあるもの。しかし人間が意識を向けぬ先には存在し得えない半純白なプレザンス。そうしてある種の消滅を迎えたかと思った突如、それは全てを破壊―一変させる。だが勿論、氾濫と恩恵的賜物は不可分である。あくまでも人間を関係項に含む自然、nature、physis(ピュシス)のオントロジー。
*
21世紀。この小さな島国で、様々な大災害の当事者として今日に至る私たちに「自然」はどのように意識され、表象されうるか。それには「私たち」というジェネレーションとそれを形成する社会/文化体系への考察が不可欠である。そこで、本稿ではその自然観を直截に「ネイチャー感覚」とでも呼ぶことにしたい。かつて、画家の宮迫千鶴が80年代に活躍した若者たちを通して見出した、ある種の消費社会的動物化と純日本的スノビズムのあいまいな混在から「日本」像を鋭く捉え返す「イエロー感覚」[iii]に倣ったものである。
「ネイチャー感覚」とは何か。そこではあらゆるリアルはヴァーチャルに、そして偽なるものほど真として知覚される反転した体系が「逆説的に」現れてくる。この場合、メタリカルな物質ほどネイチャー的訴求力の高いものはない。
―水銀のような透明度と物質性を兼ね備えたハイパーメディアの数々を想像してみること!―
リアルのなさを突き抜けた先、偽なるものを加速的に突き抜けた先にリアルが迎えられる。それはちょうど、キリスト教の中で最も金/禁欲的に厳格であった宗派“カルヴァン派”の中からこそ今日最も非宗教的とも言える資本主義が芽生えたパラドクスセオリーと平行している。ネイチャー感覚は反自然から純自然を見出し、本来リアルであった自然物に擬似的な感覚を覚えている。勿論、繰り返すがそのきっかけは今世紀に襲った数々の「自然」災害である。
*
これら一連の小考を経て、いま私たちの目に「庭」はどのように映っているだろうか?
[i] 責任編集・古山正雄『対論・空間表現の現在』建築をめぐる30人との知的冒険 京都造形芸術大学編 角川書房 二〇〇三年 92頁4行目 建築家渡辺豊和と古山による対談より
[ii] 勿論、「ここ」とは岡本太郎のことである。参考文献 岡本太郎 『日本の伝統』光文社 二〇〇五年 /初版一九五六年
[iii] 宮迫千鶴『イエロー感覚』不純なもの あるいは都市への欲望 冬樹社 一九八〇年
この小考の中では余りに言葉足らずである為、この注釈でイエロー感覚とは何か、宮迫の言葉を引用しながら簡潔に明示したい。
イエロー感覚とは、アメリカナイズされた消費生活から逆照射して表れる「古き『日本』が新鮮に見える感覚」であり且つ、エキゾチックな≪デザイン的視座≫を通してしか「『日本』の伝統的事・物を感受できない」80年代当時の生活感覚である。『イエロー感覚』33頁を参考
展示制作・ステートメント執筆 野村純平
企画マネジメント 山本倫太朗
紙面デザイン 江口智之
Growing up in a greenhouse
YUKI YANO Solo Exhibition
Date:2022.3.11 Fri- 3.21 Mon
Time:12:00-19:00 open everyday
西欧における庭園づくりとはまさに楽園の再現を目指したものであります。その中でも温室というものは外界から隔絶した理想の地であるエデンの園の発現ともいえるでしょう。
コロナ禍においてマスクやアクリルボードを通して他者とコミュニケーションをとる私達の姿はそのような温室の中の植物と重なるようにもみえます。
そのような温室において「温室育ち」という言葉を広辞苑でひいてみると
「温室で育てられた植物のように大事に育てられて、世間の波にもまれていないこと。また、そういう人。」
という意味になり、えてして肯定的でない意味で使われる場合が多いと思います。
しかし、そのような場所だからこそ何やら珍奇な植物が芽生えるのではないだろうか、楽園にのみ育つことが許させる植物が存在するのではないだろうか。このような時だからこそそれに気づける可能性があるのではないか、あるならば見てみたい。
さまざまな温室を巡り植物を育てるなかで、
そのようなことを考えたり、妄想をふくらませながら思いついたことを、絵にしたものです。
どうぞごゆるりご観覧ください。
作家略歴
2022 東京藝術大学大学院美術研究科美術専攻油画研究領域油画技法・材料博士後期課程在学中
2020 佐藤美術館第29期奨学生
2017 VOCA展2017(上野の森美術館/東京)
2016 神山財団芸術支援プログラム奨学第三期生
2016 台東区長賞
2016 O氏記念賞
2016 サロン・ド・プランタン賞
ツノる
Niko Wu Solo Exhibition
Date:2022.2.25 Fri- 3.6Sun
Time:12:00-19:00 open everyday
Statement
瞳にツノが生えた
こころに
身体のあちこちに
たけのこのようなツノ
まろやかで鈍いツノ
タコの足みたいなツノ
熱帯魚の色気や
新芽の艶を帯びた
ツノと
ツノとツノが
突き出てきた
ある日の夢の終わりから
ッポ ポッ ポポッと
作品にも
尖った ノ が生えてきたのだ
The horns grow in the eyes
in my heart
here and there in the body
sharp as the bamboo shoots
or dull and mellow
or like octopus tentacles
with the color of tropical fish
the gentle luster of baby sprouts
horns and horns after horns
emerge from the bottom of my dreams
I can hear them
po, pop, popp
into my works
the protruding stills
Niko Wu (ニコ・ウー) @nikoful
台湾・台北出身。東京を拠点にフィルム写真、セットデザイン、オブジェ、ポエムなどのアプローチで常に新しい自己表現の方法を模索しながら創作を続け、幅広いアーティスト活動を行っている。
mama said
HIROSHI MASUYAMA Solo Exhibition
Date:2022.2.11 Fri- 2.20Sun
Time:12:00-19:00 open everyday
“ mama said "
繰返される生命の勝者。ママが言ったこと守ってるよ、大切な愛を。
略歴
益山 航士 HIROSHI MASUYAMA
北海道生まれ。
1974年 東京にてグラフィックにこだわったデザイナーズブランドを立ち上げ ファッションと共存するアート活動とし表現。
1985年から本格的に画家活動を開始以降、現在に至る。
生命体、種子、環境、生物、女性をアイコンに投影したシーンを切取り表現。主に平面における色使いとタッチを特徴とする。
90年代半ばニューヨークにも活動拠点のスタジオを置き、日本のアイコンである90’sJKや盆栽などをテーマに制作。
近年までには、常に時代感情がアイコンからみえてくる内外面をショート動画のスクラップで綴る表現をし続けている。
<略歴>
1974 -1990 Fashion Designer ; own brand
1985 - started artist painter
<個展>
2021“ BLUE TARP “ MONKEY GALLERY D.K.Y. , 東京
2020 “ HIROSHI MASUYAMA x MIU MIU at common&sence ISUUE 59 “ TRUNK (HOTEL) , 東京
2020 “ GIRL GIRL WOMEN “ MONKEY GALLERY D.K.Y. , 東京
2020 “ Affection “ 亀戸アートセンターKAC kameido art center ,東京
2019 “ CAKES AND ALE “ ヴィクセンカフェ VIXEN CAFE ,東京
2018 “ SHIFT COMMAND4 GIRLS ~ screenshot girls “ デウス エクス マキナArt Space/Deus原宿 ,東京
2017 “ coin laundry ballad “ ギャラリー yururi ,東京
1999 “ BON-SAI VOL. 2 ”“ BON-SAI VOL. 3 ” トキアートスペース,東京
1998 ” BON-SAI VOL. 1 “ ギャラリーアートスペース,東京
1992 ” Swift Regeneration “ Hypercritical Gallery, 東京
1992 ” Plant at Work 2 “ DEE’S HALL , 東京
1991 ” Plant at Work “ Hypercritical Gallery, 東京
1991 “ Map ” post card exhibition
1990 ” The Loneliness of the Wandering Seeds “ スパイラルガーデン,東京
<グループ展>
2021 ” WAVE TOKYO 2021“ 3331 Arts Chiyoda , 東京
2018 “ Here is ZINE tokyo 16“ トーキョーカルチャートby ビームス,東京
2017 “ Here is ZINE tokyo 15“ トーキョーカルチャートby ビームス,東京
2017 “ HILLS ZINE MARKET “ 六本木ヒルズA / Dスペース,東京
2002 “ happy☆go☆lucky 2002 JUST BRING IT ”セゾンアートプログラム gallery,東京
2001 “ Sex & Consumerism-Contemporary Art in Japan ” イギリス回顧展to : University of Brighton Gallery ; Aberystwysh Arts Centtre, N.Wales ;
Stanley Picker Gallery, Kingston University, Kingston ; Hotbath Gallery, Bath
1994 “ Blocks ” Space Edge, 東京
1993 “ Around the Coyote ” シカゴ, USA
<コレクション>
1992 リゾナーレ小淵沢, 山梨
<パブリケーション>
2021 Freedom Dictionary issue 201 “AMERICAN UTOPIA x 益山 航士“
2020 common&sence ISUUE 59 “MIU MIUファションイラストストーリー x 益山 航士“
2018 Zine “ SHIFT COMMAND4 GIRLS ~ screenshot girls “ デウス エクス マキナ Deus原宿 ,東京
2018 Zine “ NEVER On FRIDAY “ビームスジャパン新宿,東京
2017 Zine “ coffee surf girls “六本木ヒルズ アート & デザイン ストア,東京
2017 Zine “ COIN LAUNDRY BALLAD “ビームスジャパン新宿,東京
2017 Zine “ COIN LAUNDRY BALLAD “六本木ヒルズ アート & デザイン ストア,東京
2001 “ Sex & Consumerism-Contemporary Art in Japan ” University of Brighton, UK
1999 Zine ” 090 “ ニューミュージアム ストア New York, USA
コンテモーション
ONO-CHAN Solo Exhibition
Date:2022.1.14 Fri- 1.23Sun
Time:12:00-19:00 open everyday
-展示コンセプト-
最近、動画を集めることが増えた。飛ぶ、跳ねる、回る、燃える、消える...人とか物が動いている様子、物体の運動性に興味を持った。
ふと、この感じを絵にしたらどうなるだろうと思った。
絵と運動性を組み合わせるということは、アニメーションをつくるのが自然な流れかもしれないが、1枚の絵の中で運動性についておもしろがったらどうなるかを見てみたくなった。
いずれはアニメーションに行き着く予感がしつつ。や、しないかも?
-プロフィール-
アーティスト、イラストレーター。2019年から活動スタート。
日常生活の景色やインターネット画像の収集を日課とし、それらから生み出すシュールな世界をポップかつ鮮明に描く。独自の妄想癖によってあらゆる事象・現象をユーモアに昇華させる。